最初は夫の実家に住まわせてもらっていた私たちですが、実家を離れて住む家はこれで2軒目になります。
物件探しをするときの流れやポイントなど、経験したことを振り返ってみます。
物件探しの方法
- 不動産会社
- Facebookのマーケットプレイス(marketplace)
- OLXのサイト
- 直接市内を自分の目で探す
1. 不動産会社 (imobiliária)
日本とよく似ていて、不動産会社のホームページにアクセスすると、条件を指定して物件を探すことができます。
気に入った物件があれば、メールを送る、電話をかける、whatsappでメッセージを送るなどして連絡をとります。
今住んでいる2つ目の家を探すとき、この方法でも探しました。
2つの不動産会社の担当者とwhatsappで連絡をとっていたのですが、どちらにも会話の途中で既読スルーされて、諦めました。意味わかりません。
2. Facebookのマーケットプレイス(marketplace)
マーケットプレイスには家だけでなく、日用品など様々な中古品が出品されています。
ベビーシッターしますよ、という投稿まであります。
ここには、不動産会社の担当者が投稿しているものも、個人が投稿しているものもありました。
私たちは2つ目の家はこの方法で見つけました。
この家を見つけるまで、たくさんの家の出品者に連絡しましたが返信がないこともしばしば。
常に新しい情報をチェックして、気に入った家があればすぐ連絡を取るのがポイントかなと思います。
3. OLXのサイト
こちらも2のマーケットプレイスと同様、様々な中古品が出品されていて、使用方法も似ています。
私たちはここで中古の冷蔵庫を買いました。
4. 直接市内を自分の目で探す
1つ目の家はこの方法で探し、見つけることができました。
借り手を募集している家の門には、ALUGA-SEという不動産屋の看板がかかっています。(ちなみに、売りに出されている家は VENDE-SE)
この看板に不動産会社の電話番号が書かれているので、電話をかける・またはwhatsappでメッセージを送って連絡をとります。
家探しのポイント
私たちが重視したことです。
- 安全な地域か、ご近所トラブルはなさそうか
- その家の周りに人が住んでいるか
- スーパーや病院にアクセスがしやすいか
- 門を閉めた時、外から誰も入って来られないようなつくりか
- 玄関の外に段があるか
- 庭に草や土がないか
安全な地域か、ご近所トラブルはなさそうか
夫によると、同じ市内でも危険な地域と比較的落ち着いた地域があるとのことです。
ここはドラッグを売っている通り、この辺りは常に大きい音で音楽をかけているのでうるさい、など、その地域によって色があるようです。
夫の同僚が住んでいるアパートはfofoqueiro(噂好きの人)が多くて、デリバリーで食べ物を注文しただけでそれが近所の噂になるんだとか。どんだけ暇人やねん。
また義姉が住んでいるアパートでは、隣人がよく砂糖をくれ、コーヒーをくれとドアを叩いてくるそう。
その家の周りに人が住んでいるか
周りに人が住んでいないと、万が一泥棒に入られたりしても通報してくれる人、助けてくれる人がいない=泥棒に狙われやすいとのことです。
スーパーや病院にアクセスしやすいか
これは日本と同じだと思います。
大きい病院やいろいろなお店は町の中心(centro)に集中しているので、centroに近いと便利です。
1つ目の家と今の2つ目の家は偶然近いのですが、救急センター(UPA)が近くにあり安心です。
門を閉めた時、外から誰も入って来られないようなつくりか
私たちは犬がいるので、アパートではなく一軒家に絞って探しました。
ブラジルの一軒家はどの家も門(portão)がありますが、家によって門が屋根(または天井)にほぼぴったりくっついて人が入れるスペースができない門と、人が入れそうなスペースができる門があります。
玄関の外に段があるか
ブラジルの家は基本的に土足で家の中に入ります。
そのため、靴を玄関で脱がないので玄関という場所がない家がほとんど。
日本の家は玄関と室内の境目に段がありますが、ブラジルの家はありません。
我が家は日本スタイルで、家の中では土足禁止ですが、1つ目の家はこれが原因で、外からホコリが入り放題で毎日ストレスでした。
(当時は掃除機がなくほうきで掃いていたため、きれいにホコリが取りきれず。)
2つ目の家を探すときはここを重視。
門→玄関へ行くまでに二段の階段がある家に決めました。
おかげで今はホコリ問題はストレスフリー!
庭に草や土がないか
お庭があるのはいいんですが、1つ目の家は庭に土と草があるエリアがあり、草は伸び放題で手入れが大変、また土にアリの巣がありました。
ブラジルのアリは、種類によっては噛んでくる。そしてとってもとっても痒い。
つい掻きすぎてしまい、私の足は少年のようになっております。
契約まで
私たちは1つ目の家は大家さんと直接、2つ目の家は不動産会社経由で契約しました。
物件の見学
ここは日本とあまり変わりません。
私はサンパウロ州に住んでいますが、家によって電圧が110Vだけの家、220Vだけの家、どちらも通っている家があります。
家電のことを考えて、見学したときにチェックしておくのがいいと思います。
敷金(caução)の支払い、身分証明書と収入証明書の提示
2つ目の家の契約には、R$2000の敷金(caução)を請求されました。
退去時に家に欠陥がなければ全額返金され、欠陥があればこのお金を修理に使われるとのことです。
不動産会社に身分証明書の写真と、収入証明書のスクリーンショットを送りました。
役所(cartório)で契約
大家さんと直接交渉の1つ目の家も、役所に行き契約を交わしました。
大家さん/不動産会社に契約書を渡されるので、同意したらサインをし、役所(cartório)に持って行きます。
役所でこの契約書が正式なものになります。
ここまで無事終わったら、鍵がもらえました!
まとめ
日本では4つのアパートで一人暮らしをしてきた私ですが、私が経験したブラジルでの家探しは想像以上に時間がかかりました。
日本で家探しをしたときは、アクセスや日当たり、間取り、築年数を重視していましたが、ブラジルではそれに加えて治安も重視しないといけないので、なかなか全て条件が揃った家を見つけるのは難しかったです。
ご参考になれば幸いです!