Café da tardeとは…
ブラジルにはCafé da tarde(読み:カフェ ダ タルジ)の習慣があります。
café はコーヒー、tarde は午後の意味。
日本で言うなら、15時のおやつ/休憩 みたいなものでしょうか。
ここでは、私が今まで経験したcafé da tardeについて書いてみます(主に夫の実家のスタイルです)。
一般的なブラジル人家庭と違う点もあるかもしれませんが、ご了承ください。
Café da tardeは何を食べる/飲むの?
飲みものは、コーヒーやコーヒー牛乳。
食べものは、フランスパンやクッキーなど。
たまにブラジル風コロッケのコシーニャ(coxinha)など揚げ物が登場することもあります。
夕方パン屋さんへ行くと、パンを買いに来ている人をたくさん見ます。
日本と違う「午後のコーヒー」時間
日本人の感覚だと、晩ごはんは18〜19時頃食べるから、午後のおやつは休憩は15〜16時頃までですよね。
他のおうちはわかりませんが、夫の実家はとにかくこのcafé da tardeの時間が遅い。
みなさん、17〜18時頃にコーヒーと一緒にフランスパンを食べたりします。
夫の職場でも、毎日17時に、コーヒーを飲んでフランスパンを食べるとのこと。
ちなみに私は自宅で働いていますが、café da tardeはしていません。晩ごはんが食べられなくなりそうで…(日本人の感覚ですね)。
"晩ごはん"の存在
何時に何を食べるの…?
日本人は、朝・昼・晩の三回、食事をする人が多いと思います。
私の実家では、晩ごはんは18〜19時頃、家族揃って食べるのが習慣でした。
祖父母に至っては17時頃ですね…。
しかし夫の実家では、晩ごはんとして"食事"を毎日する習慣はありません。
Café da tardeをした時間や食べたものによって、お腹が空いていれば、昼ごはんの残りやインスタントラーメンを食べる。お腹が空いていなければ、何も食べず寝るといったようです。
夜、食事をするとしても21時過ぎになることも多々。
だからと言って、就寝時間が特別遅いということもありません。
寝る何時間前までには晩ごはんを終わらせておいてほうがいい、とか聞きますが…。
家族が揃わない夜の食卓
夫の実家で、家族が揃って晩ごはんを食べているのを見たことがありません。
上記のように、食べたい人が食べたい時間に食べたいものを食べる、といった感じです。
あるブラジル人の生徒の家庭でも、夜は家族バラバラで、お昼ごはんはみんな揃って食べるんだそうです。
夜、特別なものや珍しいもの(ピザとか、日本食とか普段あまり食べないもの)を食べるときは家族が集合するんだとか(笑)。
ちなみに我が家では…
家族全員揃って晩ごはんを食べるのが当たり前だと思っていた私なので、夫の実家の食事風景には少しびっくりしました。
やっぱり私は家族揃うのがいい。なので、夫には私(日本?)の習慣に合わせてもらっています。
夫は職場で17時にcafé da tardeをし、20時頃帰宅します。
café da tardeをしていないお腹空きまくりの私に比べて、夫は「今お腹減り始めたかなー」という様子。
夫は晩ごはんに対する欲があまりないので、日々の料理担当の私が作るのは多くて2品。楽!!
おまけ
つい最近の休日は、我が家では珍しくcafé da tardeをしました。
夫がbolinha de chuvaというお菓子を食べたい気分だと言って作っていました。
ベースはホットケーキとほとんど同じみたいです。
これを油に投入して揚げるだけ!砂糖をつけて食べます。おいしかった!
17時頃食べたので、この日晩ごはんは食べず。
まさに実家スタイル!!